NARUTO

□八話
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「カ・・・カカシさんが・・・」

「待ち合わせの時間に間にあってる・・・」

「失礼じゃない?」

「あはは・・・」


僕は二人の反応に苦笑いしていた。
やった遅刻癖は治ってないんだな。


「嵐が来るぞー!!」

「いや…大地震が・・・」

「なんで間にあってるぐらいでそんな大事になるのさーもー」


そんな三人を見て微笑んでいるとグレンと目があった。


「?その巻物は??」

「・・・あ、これ?」


グレンが指差すのは笹月の書。


「実はね、この書に書いてある術・・・わかったかもしれないの。」

「へえ」

「えっ!?」


カカシ先生・・・そこまで驚かなくても・・・


「で、カカシさん。
 今日の任務は貴方から教わるはずでしたが・・・なんなんですか?」

「ああ、んとねー」


そう言ってカカシ先生はメモ帳を取り出す。


「まあ夏はまだ任務なんか行った事ないし危険のないものを・・・
 猫探しです。」

「「「・・・猫!?」」」


自由気ままの猫さんですか!?
犬じゃなくて!?


「三毛猫らしいんだよねー。
 そんで首輪にはピンクの鈴、首輪の色は紺色。
 背中にうすーく星型に似た模様があるらしいのでよろしくね。」


カカシ先生は僕に写真を渡す。
二人が覗いてきた。


「・・・可愛い。」

「へー三毛猫もいいもんだなー!」

「・・・星型・・・」


これは苦笑いするしかない。
まるに近い星型だな、おい。


「じゃあ俺も任務に行ってくるから。」

「「はーい」」

「気をつけてくださいね、カカシ先生!」


僕がそう言うとカカシ先生は笑顔で頭をなでる。


「わかってるよ。」


そう言ってカカシ先生は姿を消した。

にしても猫かー・・・
キバは犬だしなー・・・猫使いとか居るのかな??

・・・ナルトはまだ寝てる時間だよねー流石に。
ゲームばっかしてるだろうけど。


「・・・なあ夏。」


がしっとグレンが僕の肩を掴む。
なに?痛いよ??


「お前…カカシさんとできてるのか?」

「・・・・・は!?」


何を言い出すんだこいつは!!
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