NARUTO

□十話
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あー家遠いし・・・ここで一休み!


「よっと。」


良かった雨宿りできるとこあって・・・
そう思って休んでると人がやってきた。

歌舞伎役者みたーい。


「おっと、こりゃ失礼!」

「いえ、別にどうぞ。」


そう言って僕は巻物を確認する。
良かった濡れてない・・・。

でも、この危険術ってなんだろう・・・
命を代わりに使うのかな・・・

うんうん唸っていると歌舞伎役者が僕の後ろに居てみていた。

・・・・・ぬっ!?


「なに見てるんですかー!!!
 人のプライベートを!!」

「お、すまんすまん。」


すまんすまんじゃないよ!!
全く!!


「・・・少し聞いていいかの?」

「・・・なんです。」

「お主・・・笹月の知り合いか?」

「!!」


今・・・笹月って…
ガッと胸元をつかむ。


「祖先を知ってるんですか!?」

「ぬっ!?」

「いや、お父さんなのかもしれないんですが・・・
 貴方は何かを知ってるんですか!?」

「何かをって・・・わしは笹月の同期じゃ!」

「え・・・?」


同期・・・?
って、待てよ、この顔見覚えある・・・確か・・・!


「アンタ・・・エロ・・・自来也・・・さんっすか?」

「そうじゃが、お主・・・結構べっぴんさんじゃの〜目の保養になるわい!!」


ゴスッ


「死んどけ、エロ仙人・・・」

「エロ仙人じゃないぞ・・・」


男装ばれたし・・・
ん、待てよ…そしたら・・・


「なあ、自来也・・・あんた口寄せの術出来るんだよな?」

「おう?」

「僕・・・みんなを護りたいんだ。
 誰かを護るために強くなりたい・・・だから力が必要なんだ!!
 術も少しはできるようになった・・・
 でも、口寄せの術ができない・・・だから教えてほしい!」

「ほう・・・」


自来也は巻物と僕を交互に見るとニッと笑う。


(良い目だ・・・)

「良いじゃろう。」

「本当!?」

「まずは、指を軽くきってこの巻物の文字の下に名前をしるせ。」

「は、はい!」


言われる通りにやり、僕は胡坐をかく。


「そうじゃのお・・・まずは印を組んで、地面に手をつけ。」

「お、おっす!」


素早く印を組み地面に手をつける。


「口寄せの術!!」


ボフンッ
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