NARUTO

□十二話
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「え・・・はっ!」


グレンの斜め前を見れば
あらまあ不思議!

シカクさんを大分若くして小さくして
傷をなくして子供の服を着せた感じの子供が・・・


ってシカマルゥウウゥウウゥゥウウウウ!!?


「ど、どどどどどどど!!?」

「こら、いきなり話に入るなよ。
 びっくりしてるだろーもう。」

「・・・ちっ、めんどくせー奴。」


決め台詞ですねありがとうございます…!
涙が滝のようにあふれるよー!


「コイツシカクさんの息子のシカマル。
 仲良くしてやってな。」

「う、おう!
 よろしくな、シカマル!!」

「・・・よろしく。」


あぁあああまじで可愛いいいぃいいい!!

って、そうじゃないだろ!
落ちつけ僕!!


「遊んでる最中悪いんだけど…シカクさんに話があるんだ!!
 家を教えてくれないか!?」

「別に良いけど…そんなに慌ててどうしたんだ?」

「っ!」


やべえ・・・コイツに危険術教えてもらうなんて言ったら
止められて元も子もないぞ・・・!


「・・・あの事の話がある。」

「!・・・そ、そっか・・・。
 この里一の策士に言わないでいるとアレだよな・・・」


うんうんと頷く。
馬鹿で良かった!!

地図を片手に僕は走る。

早く・・・早くしないと・・・!!


この角を曲がればあと五十メートル!!
そう思って曲がった時だった。


ドンッ


「ぐわっ!?」


やべ、倒れる・・・!


「おっと、すまない。」


ガシッとタイミング良く腕を掴まれた。
ん?…この声・・・

恐る恐る前を見ると


「大丈夫か?」

「〜〜〜〜〜〜っ!!」


この傷跡に、シカマルをおっきくして渋さを付け加えたイケメン・・・っ!


「奈良・・・シカクさん!?」

「?そうだが・・・」

「助けていただきありがとうございます!
 ぶつかってしまってすみません!」


お礼と謝罪をする。
本題は・・・


「僕は・・・笹月夏です。
 笹月の・・・娘です。多分。」

「・・・・・多分?」


シカクさんの表情にたはは・・・・っと苦笑いする。
それしかないじゃん!!
異世界から来たなんてしょっぱじめで言ったら逃げられるわ!!


「と、とりあえず話を聞いてください!」


そう言って僕はシカクさんの腕を引いて走る。
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