NARUTO

□十三話
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将棋をまた最初からやり直し。


「しっかし・・・」

「ん?」


シカクさんが腕を組みながら僕を見る。
なに??


「猫が将棋をしてると思うと・・・
 シュールというか・・・天才猫がいるというか・・・」

「へへっ」


確かにね。
面白いわ、これ!

ルンルンしながら歩を動かしたところだった。


「・・・あ。」

「?」


シカクさんの表情を見て僕は首をかしげ
後ろを振り向こうとした時だった。


「・・・猫が将棋してる・・・」

「・・・にゃっ!?」


持ち上げられた。
この声は!


「黒ネコか・・・」

「にゃ、にゃーん…」


シカマルだぁあぁぁあああぁぁあ!!
ちょ、離して!
離して離してー!


「に"ゃ―――!」

「うわっ、ちょ、暴れるなよ!」

「嫌がってる、嫌がってる」


ケラケラと笑うシカクさん。
おいおい・・・

抱っこしたままシカマルが僕の座っていた所に座った。


「で、なんで猫がいるんだ?」

「あぁ…そいつは・・・アレだ。
 忍猫だ。」

「忍猫?」


じっと見られたのでとりあえず「にゃーん」とだけないておいた。


「あ・・・キバみたいなかんじか。
 赤丸みたいな奴だろ?」

「あぁ、そうだ。」

「へー・・・ん?」


じっとシカマルが板を見つめる。


「・・・コイツ本当に猫?」

「え。」


シカマルの質問にシカクさんは少し焦る。


「これ・・・猫普通ここまで強くないだろ・・・」

「「・・・・・」」


シカクさんが苦笑いする。


「そいつ結構強いぜ?」

「へー・・・そうなのか。」


ガン見されてるー顔可愛いー
・・・じゃないだろっ!


「お前すげーなっ!」


ニッとシカマルが笑顔でいった。
え が お っ!!


「にゃぁ〜」

「ん?なんだよ??」


すりすりとシカマルの顔にすり寄る。
カワイー嬉しいよー


「・・・・・。」

(しっぽめっちゃ振ってるなー・・・)
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