ものがたり

□夜兎篇1
1ページ/5ページ

ここは江戸はかぶき町、ならず者ばかりが集まる無法の街。

ここに、一軒の何でも屋がある。お馴染み、『万事屋銀ちゃん』である。

普段通り、と言えば伝わるだろうか。そんな感じの12月下旬。今年も残すところあと数日だ。

そんなこんなで、万事屋一行坂田銀時、志村新八、神楽の3人がコタツでゆったりまったりしていると、玄関のチャイムがなった。

新「はーい、今行きまーす!」

引き戸を開く、と、そこには、いかにもギャルというかヤンキーというか、赤みがかった長い黒髪をした派手目の少女が少しこちらを睨むようにして立っている。お、お客さん…?という疑問が頭をよぎったが、少女の言葉によってそれは解決された。

少女「…依頼があって来たんだけど…神楽って子、いる?」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ