姫の悪戯

□姫様の悪戯
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「姫空木さん?上の空でどうしたんですか?」
「いいや...」
「あの...このままじゃ私勝ってしまいますけど」
「それがなに?いいんじゃないのかな、勝って嬉しくないの?」
「嬉しいんですが、なんとも言えない感じがあるんですよね」
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「あ...す...少し...暑いですね...」
「そ...そうだね...」
!首もとに汗が張り付いて...なんとも言えない色気を醸し出して...って何を考えてるんだ僕は!
こんなの僕じゃない!
「ひ...姫空木さん...」
ドサッ!
「え...え?!どうなさったんですか...急に押し倒して...」
「うん、ちょっとね。そういえばさっき暑いって言ってたよね。首筋にも汗が張り付いてて...」
「べたべたしてるよね、僕が...舐めてあげようか...」
「はい?いいえ!大丈夫です!!」
「顔真っ赤になってるよ、やっぱり、可愛い...」
「え...あ、その...」
「ふ...あはは...冗談だよ、僕がすると思ったの?君の嫌がることはもうしないよ」
「え...そ、そうですよね!!姫空木さんがそんなことするはず無いですもんね!」
「うん。もちろん」
本当はその笑顔を壊して嫌がる顔も見てみたいなんてそんな僕を知ったら君はどうするのだろう。今のようにまた笑顔を向けてくれるのだろうか。
それも知りたいけど今はまだ




君の笑顔を守っていたい
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