□意外な発見
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朝起きて二人で登校、そして赤司の朝練の見学







今日は青峰も緑間も来ていてなかなか楽しかった






4限目を終え、昼休みになる



雅は図書室に向かった





「こんにちは、神木さん。」



「こんにちは黒子君」



図書委員である黒子と挨拶をする。




「お弁当ここで食べていい?」




「どうぞ、どうせ誰も来ないですし。」



みんな本を読まないんですかね、と黒子は苦笑する



「最近、部活はどうなんですか?」



「あ、そういえば。

黒子君、誰かギター弾ける友達いませんか?」



「ギター・・・ですか。」



「そうです、急にギターの子が辞めてしまって・・・」




「そうだったんですか・・・


ええと、誰か弾ける人は・・・」



顎に手を置いて考えている様子の黒子




「くーろこっち!!あそびにきたっスよ!!」



勢いよくドアが開けられ黄瀬がやってきた



「僕には思いつきませんね・・・すみません。」



「あ、気にしないでください!

わたしが急に聞いちゃったんで・・・」



「え、無視っスか?」



「で、黄瀬君は何しに来たんですか。」




黒子が黄瀬を冷たい目で見る




「え、何しにって・・・黒子っちに会いに来たんス!!


で、それよりなんの相談してたんスか?」



「神木さんの部活を突然辞めた子がいて
ギターがいないそうなんです


君ならだれか知り合いがいそうですね」



「え、俺弾けるっスよ?」




「「え。」」



「なんスかその顔!!


俺だってそれぐらいできるんス!!」



「すみません、意外すぎて」



「わ、わたしも・・・」




「もー二人ともひどいっス」



泣いたふりをする黄瀬を無視する二人。



「それじゃあ話が早いですね。」



「うん・・・・あの、黄瀬君・・・


今度ライブあるんだけど一回でいいからでてくれませんか・・・?」




「え・・・・俺でいいんなら・・・」



「やった!ありがとう黄瀬君!!」



思わず抱き着いてしまう雅。



「え、ちょっ神木っち・・・!!」



「あ、ごめんなさい。テンション上がっちゃって・・・」



えへへ、と笑う雅に少し頬が赤い黄瀬




(あれ・・・俺今までにこんなこと慣れてたのに・・・)




「そ、それじゃあ部活がない日にできたら来てほしいんですけど・・・」




「了解っス!

あ、メアド交換しないっスか?」



「そうですね、その方が便利だし。」



「じゃあついでに黒子っちのも・・・」



「神木さんのだけでいいです。」



黒子は黄瀬を押しのけて赤外線で送る



「ん!!んん!



よし!拾ったッス!!黒子っちの赤外線!!


メアドげっと!!」



「・・・・やってしまいました。」



「ふふ。」



二人のやり取りに笑う雅、


今日も昼休みは平和だ。
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