短編
□拾われた彼女
5ﾍﾟｰｼﾞ/6ﾍﾟｰｼﾞ
『…………はぁ…』
「ねぇ、シェルビア…」ﾍﾞﾎﾟ
『……りこです。アタシ………、』
「…………りこ…
ワンピース知ってるなやっぱりシェルビアなんじゃないの？」ﾍﾞﾎﾟ
あからさまにしまったって顔してやがる。
『え？
違います。』
「………でも…」ﾍﾞﾎﾟ
『いい加減にしてください。ホント違うんです。』
どうあってもシェルビアじゃねぇと言い切るか、
だが、もしシェルビアなら
「ベポ……」ﾛｰ
「キャプテン……」ﾍﾞﾎﾟ
「もしホントにシェルビアなら能力者のはずだ。」ﾛｰ
『能力者……？』
「…………………」ﾍﾞﾎﾟ
「能力者じゃねーならこの女はシェルビアじゃねぇ。解るな…ベポ。」ﾛｰ
「…………でもっ殺しちゃうの？」ﾍﾞﾎﾟ
本人目の前にして言うこいつの方が残酷じゃねーか。
だがいつまでもシェルビアにそっくりな女をここにおいとくのも正直目障りだ、
「あぁ。…目障りだ。」ﾛｰ
『は？
わかりました。お望み通り死んでやりますよ。やるなら一瞬でお願いしますね。』
「！！……なんだ潔くなったな。」ﾛｰ
『いやだってあがいてもどうせ死ぬなら一緒ですし、なんかもう疲れました。抵抗するだけ無駄無駄ーー。』
「……！！！」ﾛｰ
神経が図太いのは少しだが似てるな、
だが、
「“ROOM”」ﾛｰ
＜ヴォン＞
『えっ何！？』
「キャプテン！」ﾍﾞﾎﾟ
「ベポ！…船長に任せろ。」ﾍﾟﾝｷﾞﾝ
「…〜〜〜〜っ(泣)」ﾍﾞﾎﾟ
『ちょっ能力に頼らずその刀でザックリやって下さいよ！楽に死にたいんです！』
能力のことも知ってやがるな、ただの女じゃなさそうだ
「コレが俺のやり方だ。」ﾛｰ
『ムカつく！…くそっーイケメンだからって調子のんなよ！！バーカバーカ！！！』
あ？ホントいい度胸じゃねーか。
「…………」ﾛｰ
『もうやだー！！』
＜すぅうぅぅぅ＞
「！！？？」ﾛｰ
「「「「！！？？」」」」全
『あれ？』
なんだ！？
俺の能力が、消えただと！？
『えっ？
っ！！？
うぁっっ！！！』
「どうしたの！？」ﾍﾞﾎﾟ
なんだってんだ、急に
どうなってやがる、
「…………」全
「………………………」ﾛｰ
急に苦しみ出したり、何かに話しかけられてるような……
落ち着いたか、
『………………………、
“ロー”…って誰…』
＜くたっ＞
「！？」ﾛｰ
「キャプテンの名前だよー？」ﾍﾞﾎﾟ
「誰か船長の名前言ったか？」ﾍﾟﾝｷﾞﾝ
「いや、…船長……？」ｼｬﾁ
「…………………」ﾛｰ
フッおもしれぇ、
この女、俺を知ってやがったのか。
とりあえず詳しく話を聞いてから殺すのも悪くねぇな、
「ベポ、この女を適当に寝かしとけ。
起きたら教えろ。」ﾛｰ
「！！
アイアイキャプテン！！！」ﾍﾞﾎﾟ
(船長若干笑ってね？)
(気のせいだろ。)
nextあとがき