【好機】原作2

□Dの力
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現れたDからは前には感じなかった力を感じる。

……というか、骸の“六”が“♠”になってる。


「D…よくもシモンのみんなを…僕を…騙したな!!」


皆が武器を構える。


「待ってボス!!」


そんな中クロームちゃんだけがそれを止めた。


「あれは骸様の体!!攻撃しないで!!」


確かにあれは骸の体。
けど今はそんなこと言ってる場合じゃないんじゃ…


「いけない。そのようなレベルの話ではないのです、クローム。僕の肉体を手に入れたことで、あの男は自分と僕を足した以上のとんでもない力を手に入れたようです…もはや人ではない」


それでも私が加勢すれば状況はいい方向にはいくだろうとは思うけど、


「君は当然わかっていますね、沢田綱吉、夢川心愛。今もてる限りの戦力で全力で立ち向かわなければ全てを失う」


綱吉と心愛ちゃんは仲間を傷つける事に迷いがあるようだけど、骸の言葉で覚悟を決めたようだ。
そして全員が戦闘態勢に入る。


「はじめま


しょうか?」



一瞬でDが私たちの目の前に現れる。


「ふっ」


Dに向かって拳を入れようとしたが、Dの持っていたカードからヤバいものを感じた。
なので拳を納め、


「心愛ちゃん…!!」


心愛ちゃんを思い切り突き飛ばした。


ドフッ


モロに攻撃を喰らってしまい、Dが創った幻想世界に飛ばされてしまった。


「チッ」


向こう側の会話は聞こえるし、ご丁寧にも映像も用意してくれている。
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