好機逸すべからず

□幼少編4
1ページ/4ページ

夏休みが終わり(早い?ネタ切れみたい)、日本に帰ってきた。



「やっぱ日本が一番〜」




「何言ってるんだ?」




「あ、惟臣。ほい、お土産」



「……………」



彼は烏間惟臣。
小学一年からずっと同じクラスの腐れ縁で、仲良くなった。




「夏休みは、親友とどこかに行くって言ってなかったか?」




「家の都合でオジャン。いきなりお父さんが帰ってきたと思ったら、イタリアに行くだのほざ……言ってさ」




「父親はイタリアにいたのか」



「うん、何の仕事かは聞かないでよ?」




「……分かった」



聞くつもりだったんだろう。
少々間が空いた。

私は苦笑いして




「知らない方がいいんだって。ふぁ〜。時差ボケが…」




「まだ時間あるだろ。それまで寝てたらどうだ?」




「惟臣がんな事言うなんて珍しいね。まぁ、お言葉に甘えさせてもらうけど」





机にうつ伏せて目を閉じると直ぐに眠気が襲ってきて、そのまま眠気に逆らわずに眠りについた。





 
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ