好機逸すべからず

□中学生編1
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中学に進学して早5ヶ月。
もう9月。
夏休みも終わった。





「ネタがないって困るよね〜」




「は?」




「こっちの話」




私と惟臣は普通に会話しているが、私達の周りには屍と化した不良たちが転がっている。





「にしても、本当に風紀委員に入って、しかも委員長になるとはな」




「有言実行だよ、惟臣。惟臣にはやっぱり迷惑かけたね」




「今更だ」





惟臣には、風紀委員の副委員長をやってもらっている。
一年にしてもう並盛の君臨者とか言われてますよ、私達(笑)





「だが、程々にしておけよ?」




「ん?」




「お前、裏にも手ェ出してるだろ」




「……」




図星だったのでスーッと目を逸らす。

惟臣の言う通り、私は裏の…主に麻薬などに手を出している組織を潰している。
勿論並盛限定。




「はぁ。怪我しなきゃいいんだよ」




「……ツンデレ!?




誰がだ!誰が!!





ギャーギャーと騒いでいるうちに、予鈴が鳴ってしまった。




「っと、そろそろ行こうか」



「コレはどうする?」




「放っておいたらいいよ。そこまで酷い怪我もないだろうし」



「そうだな」





私達は風紀委員だからと言って授業をサボたっりはしない。
遅れる事はあるけど。





「そういえば、この間警察から感謝状貰った。苦い顔されながら渡されたから印象的だったなぁ」





「…………何をしたんだ!?






 
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