好機逸すべからず

□中学生編2
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『零崎曲識の人間人間』だっただろうか。
この、話が描かれていたのは。




「えーっと?もう一回言ってくれない?直」



『えぇ。ですから、「裏世界」で大戦争が起こってるんですよ。今までにない事です。3つの世界が関わり合うなど』





「大…戦争……」




ダメだ、殆ど記憶が抜けてる。
逆に覚えてたら凄いけど。




「それで?直は私にどうしてほしいわけ?」



『「ロイヤルロイヤリティーホテル」は知ってますか?』




「そりゃあ、随分有名だしね。そこが?」




『行ってくれませんか?』



あれー?
疑問詞ついてるのに、逆らうのは許さない的な雰囲気出てますよ?直さん。




「あー、分かった。丁度冬休み出しね。行ってあげるよ。大事な親友の頼みだし」




『ありがとうございます。では、武運を祈ります』




ブチッと切られた携帯を見て、私はポツリとこぼす。




「え?命に関わるの?




 
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