好機逸すべからず 番外編

□『零崎曲識の人間人間』のその後
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零崎家から出て、私はある人にメールをした。
内容は、今日泊めてくれないかと問うもの。
元々ダメもとだったから別に断られてもいいや、と思って送ったんだけど、返信内容は



直ぐ向かう



との事。




京都駅で待ってると返信し、待つこと約1時間強。



「うわぁ。めっちゃ速いね。東京からここまで遠いのに。こんな夜分にごめんね?
































セルティ」





私がそう言ってほほ笑むと、セルティは肩を竦めた。





【お前の無茶ぶりにはもう慣れた。早く後ろに乗れ】




黒いヘルメットを渡され、それを被ってバイクに跨る。




【飛ばすから、ちゃんと捕まっておけよ】




「ん、りょーかい」




因みに私は一応読心術が使えるからPADを見る必要はない。
セルティはハンドルを握りなおすと、エンジンをかけ、物凄いスピードでバイクを走らせた。





スピード違反とかそんな次元じゃないな、これ。




振り落とされないようにギュッとセルティに捕まりながら苦笑をこぼした。






 
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