【好機】原作
□並盛中学に就任…?
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「柚希、お前ぇ教師になってみねぇか?」
始まりはリボーンのそんな言葉。
その日は仕事も全て片付いて気分もよかったので、思わず了承してしまったんだ。
「いいよ」
って。
後々考えたら私の仕事をする時間が余計に減ったって事になるよねコレ。
数分前の自分を殴り飛ばしたい。
並盛中学の職員室に入ると、私が通っていた時から居た教師は大分驚いている。
「ま、まさか今日から来る教師と言うのは…」
「お久しぶりですね、校長先生。そうです、私ですよ」
そう言うと、柳葉先生がこっちにやってきて、ガシッと私の肩を掴んだ。
「頼む。担当代わってくれ」
「……はい?」
どういう事だと校長を見ると、校長は苦笑しながら
「柳葉先生には風紀委員の担当をしてもらってるんですよ」
「あぁ、成る程。いいですよ、別に」
「本当か!?」
「えぇ。風紀委員長って雲雀恭弥ですよね?」
「そうだ」
「なら大丈夫です」
そう言った私に首を傾げる柳葉先生。
「とりあえず、その風紀委員長サマに会ってきますね」
ヒラヒラと手を振って、応接室に向かう。
きっとあの子の事だ。
応接室を牛耳ってるんだろう。
そう思っての行動だ。