【好機】原作2

□真実
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気力をすべて使い果たした綱吉は、その場に倒れ込む。
そこへ何故かルッスとレヴィの幻覚が現れた。
勿論綱吉は幻覚だと見破ったが。


「ムダだ…XANXUSは眠りについた………」


現れたマーモンにそう言うが、マーモンはそれはどうかな、と自信満々にいう。


「むしろボスが次期ボンゴレの後継者になるための儀式の準備が整ったのさ。ボスは再び復活する」


マーモンの手にあるボンゴレリングを見て、何をするのか分かった私は、屋上から飛び下りてゆっくりと向かう。
綱吉の持っているリングと、マーモンが持っていたリングから炎が出た。
マーモンはその炎でXANXUSの氷を解かす。


「8つの完全なるボンゴレリングが継承されし時、リングは大いなる力を新たなるブラッド・オブ・ボンゴレに授けると言われている」


けれどそれはボンゴレの血が流れていることが前提。


「返してもらうぜ」


ベルが綱吉から大空のリングを奪う。


「リングを…よこせ…」


ベルがXANXUSの指に、大空のリングを、嵌めた。
するとリングは光り出し、そして


ゴパッ


XANXUSの全身から血があふれ出した。


「リングが…XANXUSの……血を…拒んだんだ……」


綱吉は気づいたみたいだが、周りは何が何だか分かっていない様子。


「さぞ…かし…いい気味だろうな!……そうだ、オレと老いぼれは、血なんて繋がっちゃいねぇ!!」


XANXUSの告白により、その事実が伝わる。


『お前の裏切られた口惜しさと恨みが…オレにはわかる…』


スクアーロの声が、私達に聞こえてきた。
峠は越えたと円から聞いていたけど、動いていいほど回復してるはずない。


「てめーに…オレの何がわかる………知ったような口を…きくんじゃねぇ…」


『いいやわかる!!知っているぞぉ!!』


「なら言ってみろ!!オレの何を知っている!ああ?」


そうしてスクアーロの口から語られる、XANXUSの出生の真実。


「9代目が………裏切られてもおまえを殺さなかったのは…最後までおまえを受け入れようとしてたからじゃないのか………?9代目は血も掟も関係なく、誰よりおまえを認めていたはずだよ」


「だとしたら、9代目はやり方を間違えた
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