断じて行えば鬼神も之を避く
□瞳の中の悪魔
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「小鳥遊さん!少しお願いしたい事が!!」
研究室から出た途端、皆本くんに捕まった。
というか、この所休みがないんだけど。
局長に直談判しに行こう。
「どうしたの、皆本くん。」
「それが―――兵部に催眠攻撃をくらいまして…」
「あぁ。検査ね。先に行っとくから着替えてきて。」
「すみません!お願いします…!!」
足早に立ち去る皆本くんの頭を除けば、成程。
あの子達が大人に見えるらしい。
「何が目的なんだか…」
にしても、私じゃなくてあの人に頼めばいいものを。
………転職考えようかな。