【好機】原作

□闇夜戦
1ページ/6ページ

とうとう今夜闇夜戦が始まる。
原作にはなかった闇夜のリング。
どうなるかは分からないけど、負ける気は毛頭ない。


「柚希」


XANXUSが私の名を呼ぶと、さっきまで騒がしかった皆が黙って注目してきた。


「負ければかっ消す」


「負ける?私が?冗談きっついよ」


ククク、と笑い嘲笑する。


「たかだか裏社会に、しかも表で生きてきた子供に私が負けるはずない。殺さないけどね」


そう言えば、XANXUSが視線を鋭くする。


「私が身内に甘いことは知ってるはずだよ。ちゃんと役目は果たす。それで文句はないでしょ」


「……」


「肯定と取るよ」


黙ったままのXANXUSにそう言って、私はホテルを後にする。
スクアーロ辺りが何か言いたそうだったけど、それよりも気になることがある。
並盛に≪裏世界≫の誰かが入り込んでいる。


「面倒……っていうか、私で対処しきれるかな……」


知り合いだったならいいんだけどなぁ、とボヤキながら“あの人”に会いに行くことにした。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ