赤文
□好きじゃない。
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〜AXEL side
任務がなくて暇してて、気まぐれに向かった先で偶然出会ったのがあいつ・・・レノだった。
出会ってから約三ヶ月。
付き合い始めて約二ヶ月。
会えないから、ってことで交換日記を始めて大体一週間。
目の前にある日記には確かにあいつの文字で最悪なことが綴られている。
"二度とその面見せんな"
・・・レノは、俺を見たくないかも知れねぇけど、俺はあいつを見なきゃおちつかねぇ。
腕の中に収めなきゃ不安になる。
出会ってから間もないけど、俺のレノへの愛ってのは相当なもんらしくて。
「無理だって・・・・」
ため息とともに他人事のように頭で肯定しながら、俺は闇の回廊を開いた。