赤文
□確かなもの。
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時々ものすごく不安になる。あんたを好きすぎて、好きすぎて、不安になる。もし、こんなに好きなのが、俺だけだったらって思うと。
「はぁ…ただいまー」
「おかえりアクセル。遅かったな、と」
「!・・・来てたのか、レノ。今日ちょっと長引いて、な。・・・ごめん、疲れた。寝かせて」
そう言いながらアクセルは、バフッとそのままベットにダイブ。別に、やりに来ただけじゃないのに。ただちょっと最近会ってなかったし。顔見たいなぁーなんて…。
そう思っているのは俺だけ…?
「帰よっかなー…」
「・・・・・。」
カマかけてみる。
「帰っちゃおっかなー…」
「・・・・・。」
帰る気なんてないけど、帰るそぶりをしてみたり。でもアクセルはベットに俯せになったままで、ピクリともしない。死んでんじゃねーの?
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