混の星小説
□D.Marionette-princess
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(…月、か…。月なんて久しく見ていなかっt)
「おぉっと!!丁度いい所に神田君発見☆」
たまたま通り掛った廊下の窓辺から覗く月を見ていた、神田ユウの思考を遮ったのは、紛れもなくコムイ・リーだった。
そして、珍しくしみじみとした気分でいた神田は、今や青筋を立てて抜刀している。
「やだなぁ神田君ったら〜怒っちゃやーヨ☆」
あぁ、コムイの周りには変なウサギが見える。
「界蟲…」
「…冗談はこのくらいにしておいて…
神田君、突然で悪いけど君には任務に向かってもらうよ。」
本当に突然ですね。
コムイはいきなり真面目に話出した。
(ちっ…)
神田は内心舌打ちをした。
久々の休息を邪魔された…などとは言っていられない。
また奴らが、AKUMA達が現れたのだろうから。
破壊しなければいけない。
それが、エクソシストに課せられた宿命だから。
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