07/21の日記

22:28
動乱C
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銀魂の捏造夢小話。名前変換不可。苦手なかたは回れ右です。






































































































2007/WJ28号
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真撰組の動乱が収まった

伊東は表で裏切りと評されたが、真撰組らの中では誰一人として裏切りなどと思っていなかった



この事は高杉の耳にもはいる


銀時との戦いで傷を負った万斉が高杉の待つ屋形船へ出向いた


…手土産をもって






「そうかい…伊東は死に、真撰組が生き残ったか」



三味線を弾きながら高杉は障子戸に座り口を吊り上げる



「存外…幕府ももろくねー」



伏せ目がちに言う


「いや、伊東がもろかったのか…それとも」


頭に包帯を巻き三味線を弾く万斉を見る



「万斉。お前が弱かっただけか…」


「……春雨の密入国は成せれば戦う必要はなかったでござる。牽制の意は果たした」

「俺は幕府をつぶすつもりでいけと、言ったはずだが」

「…何事もノリとリズムでござる。ノらねばその場で引く」



万斉は三味線を弾くのを止め、立ち上がり出口へ向う

それを高杉はただ見詰める



「万斉。俺の歌はノれねーか」



それに対し、万斉は振り向くことなく答える



「白夜叉が…俺の護るものは昔も今も変わらん…と、晋助何かわかるか」

「……」

「最後まで聞いてみたいと思ってしまった」


万斉はふと苦笑にも似た笑みをする


「奴らの歌に聞き惚れた。拙者の負けでござる」


「ふん。」


「そうそう…別に許しを請うつもりは毛頭ないが、土産を隣りの部屋に置いたでござる」

「…………行け」



パタンと襖が閉まる


高杉は無言でそれを見届けると少しだけ三味線を弾いた




30分後



「…うっん」



楊はまだ少し痛む頭を抑えて、起き上がる

座敷部屋なのに何故か大きなソファに寝かされていたようだ


楊はぼーっとする頭で思い返す



「…そうだわ。あっ…銀く、ん…みんなは……それに、」


鬼兵隊の万斉の顔を思い出し、楊は口を押さえる


「……晋くん」

「目ぇ覚めたか」



声がするほうを振り向けば、そこには今さっき名前を呼んだ人物が壁に寄りかかり煙管をふかして自分を見つめていた



「晋くん…」

「久しいな。楊」

「……ここは、どこ?いえ、それよりも…」

「何故、今回の件に鬼兵隊が関ったのか…だろ?」

「………」

「聞かなくとも理解できるだろう?」

「……」



楊は高杉から視線をはずし俯く



「…鴨太郎さんは…」


「あ?死んだよ」


「………」


「なんだぃ。悲しいのか?裏切られたんだぜ?短期間とはいえ…真撰組にいたじゃねーか」



楊はその言葉に目を見開き静かに高杉の見る






驚く楊に高杉は口角を吊り上げ煙管を深くすい紫煙をはく








「…なんで…」


「知ってるかって?伊東から情報ずみだ」

「…し、晋くん…」

「意外だったぜ。どういう経由か知らんが…真撰組に世話になっていたとはな」


「……」



楊は黙って高杉を見つめるしかなかった

真線組にいたことは事実であり

高杉が幕府を恨んでいる事も知っている

例え、真撰組の仲間でなくとも

事情説明などまったく意味がないのだ



それを知ってか高杉は煙管をしまいソファに座っている楊に近づく

楊は逃げることなく高杉のスペースを作ってやる

高杉は座らず楊の目の前に立ち止まり俯く楊の顎を上げさせる


今度は視線を外さない

むしろお互い行為に及ぶような熱い視線を絡ませる



「んな眼で見るな…」



高杉は優しいとは程遠い笑みを浮かべ楊の唇を奪った


その接吻は触れるだけのもので

外観とはまったく異なっていた



「これで不問にしてやらぁ…」



高杉は楊から離れ襖を開ける


楊に背を向けつぶやく



「…端からお前さんを疑ってはねーがな」



静かに襖が閉まった



楊はその言葉に顔を両手で覆い涙した



真撰組も銀時たちのことも気がかりで鬼兵隊が絡んでいたのだと、恐怖と不安を感じていた


その恐怖というのが、高杉に自分の姿を見られることであり

理由があれど彼を傷つけてしまうと焦燥感があった

こうして彼と思わぬ方向で出会ったしまったが…


彼は自分が思っているより



自分を信頼していると



この時、実感した




END
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はい!!超中途半端に終わらせました!!

本当に意味不明です!!!しかも挿絵っぽいの鉛筆描きで雑だし!!

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