12/20の日記

23:12
さぎそう
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悟チチ





目が覚めると、鼻腔をくすぐるイイ匂いがする。

温かくて眩しい日差しを浴びながら伸びを一つ。

戸の向こうから大好きな可愛らしい声がした。

ぱちっと目を開いて、弾力抜群のベッドから飛び起きる。

バタンと戸を開けたそこには、香ばしい匂いを放った豪華な料理!

この世でたった一つ、自分の胃袋を満たしてくれるものだ。



「悟空さ。おはよう」


ああ。おはよう。


「もぉ〜悟空さったら!起きたら、まず顔洗ってくるだ!」


ああ。そうだった。わりぃわりぃ。


「悟空さ。さっ、食べよ!」


おう!今日も美味そうだなぁ!!


「こら!いただきますだよ!」


おっ、そうだった。わりぃ……いっただきまぁーす!!!


「ふふっ。」


うめぇー!!!うめーぞ!!


「そりゃ。おらが悟空さのために愛を込めて作ってるだよ?」


うめー!!!


「んもぉ!悟空さったら」


ふぁふぃ ふぉふぉっへんふぁ??


「口のものさ食べてからにしてけろ!」


んぐっと・・・なぁに怒ってんだよ?







「チチ」








目が覚めて見上げた空は、空なのか?色のない景色。


あ、そうか・・・ここ、あの世だった。



「はは…オラって結構、弱ぇーな」







花言葉「夢でも会いたい」
END



爆死。

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