獏良とバクラの日常

□獏良とバクラの日常8
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ゴールデンウイークとか言う、祝日の期間が終わってからというもの…最近、宿主は学校から帰ってからずっと机に向かって勉強をしていやがる。

オレ様がいくら話しかけても、生返事が返ってくるか「煩いからあっち行って!」と言われ追い返させられた。

あまりにも、宿主が素っ気ない態度ばかりとりやがるから、少しばかりちょっかいを掛けて困らせてやろうと思った。

「ん〜?答えが合わないな…どこかで計算ミスしたのかな」

宿主が机に向かって1人でぶつぶつ言っている。

オレ様は後ろから、そーっとバレないように近づいた。

「あ…答え合わないと思ったら問題を間違えてた。これじゃ、合うわけないよね〜。


―…ってうわぁ!!」

宿主を後から抱きしめてやったら体がビクリと反応した。

「いきなり後ろから抱きつくなよ!ビックリするだろ!!」

オレ様を見上げて睨みつけてきたが、どうもただの上目使いに見つめられてるように見える。
全く相変わらず可愛いらしい宿主だぜ。

「ククク…ウサギは寂しいと死んじまうんだろ?」

宿主の首筋に軽くキスをしてやった。

「…っ///何するんだよ!!」

いきなり宿主は椅子から立ち上がって手を挙げた。
一瞬叩かれるのかと思ったが、ただ頭に軽く手をおいただけだった。

「しょうがないウサギさんだな。
いいよ。遊んであげるよ。ちょうど、集中力も途切れたしね。」

机の上の問題集を閉じて宿主とオレ様は勉強部屋から出てリビングへ向かった。
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