失ってから気付いた想い
□失ってから気付いた想い
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これからは何があっても離れない。
そう約束したあの日・・・。幸せだったあの日・・・。
その日が大好きな人との別れの日となった。
あの日、港で道明寺が暴漢に刺されてしまった。
血がいっぱい流れていて、道明寺の顔から血の気が引いていた。
あたしは何度も道明寺の名前を呼び続けた。
お願い・・・道明寺を連れて行かないで・・・
病院に運ばれ手術が始まった。
F3や桜子達も来てくれた。
「大丈夫。司なら大丈夫。」
花沢類は何度もあたしにそう言ってくれた。
震える体を花沢類はそっと抱きしめてれくた。
そして手術が終わり、道明寺は一命を取り留めた。
ありがとう・・・道明寺を助けてくれて・・・
あたしは神様に感謝した。
よかった・・・よかった・・・
しばらくは面会できないと言われてあたし達は一度帰宅することにした。
みんな道明寺が助かって安心したのか、冗談を言って笑っていた。