★Long story★

□逢いたい
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逢いたいー
そう思うのは俺だけなのだろうか

§ 逢いたい §

戦後まもなく臨時の議員になったアスランは慌ただしい毎日を送っていた。
戦中離反した事により、イザークとの間に溝が出来たのは言うまでもなく、まともに話し合いも出来ないまま今に至る。
自室の椅子に腰掛ながら通算何回目ともわからない溜息を吐いた。
連続で溜息を吐けば、隣で事務の仕事をしていたキラが心配そうに視線を向けてきた。

「大丈夫?」
「ああ、今の所は、な」

キラに苦笑を向けながら、アスランはデスクに積み上げられていた書類の束を手に取り目を通し始める。
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