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□理由
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誰かに赦される必要なんて無かった―
君を、奪ってしまえば
僕の味方なんてきっと居なくなる
解っていたのに
欲望とは、少し違っていた
イキルことが苦痛になった身体、
埋めてくれる存在
人間は
愛する者を生かす為、幾何のmechanismを克服した
ああ
此処が、愛おしい
約束の時間―
そうだ、アウグスティヌスは意識の三様態を云ったな
未来を期待と還元したな
僕と君に未来はあっても何も期待はできまいと
乾いた笑いだけが
寒空に消えた―
今夜、
同じ宇宙で逢おう
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