r o s e
□恐怖
1ページ/1ページ
その、得体の知れない疑惑
僕を責める目、目、目
「それが、お前の誠意?」
何故か皆、立腹。
tetsuは誰の代弁者なのか。
僕は罪人
だから晒される、愛という"普遍"の下
悪戯な求刑。
「ああ。多分、誠意」
「幸せに、なれよ」
それなら、云わないで
本当に幸福を願ってくれるなら
言葉なんかに、しないで。
僕が
人間を恐れているのは何故か
知っているだろうに
「じゃあな、」
一時の別れを、永遠の如く感じたのは杞憂でも被害妄想でも無いだろう。
「はいど」
窘めてくれるなら
僕は泣いて喜ぼう
「忘れ物」
緩やかな弧を描いて
僕に飛んできたMD
余りに突然の出来事で、凝り固まった身体は動かず
足元に転がる四角。
すべて終ってから
恐怖が
始まる
.