r o s e

□静寂
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時は、悪戯


「また明日、ね」



紡いで、壊れた旋律よ。

休符だけ どうして整然―



「ハイド?」



なにも
なにも

浮かばない



僕には、

「煩い」


「……おやすみなさい…」


無を押し返す音楽の、波

何処からか生まれておくれと

指先でタクト

「おやすみ」


笑いながら、泣いた―



「また…あした」



さあ、音楽会。
無理の無い、悲しいbreathを絶え絶えに



君を想え






失われたものを
弔ったなら



どうか安息を





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