よみもの アルエド(未来軍部)1

□心配するひと、されるひと8終
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 星が一つ増えて、中佐という地位を掲げていた。
「ありがとう。兄さんが退院したら、一緒にお祝いしようね」
 こくんと、素直に頷いた。

☆ 
 今日は、エルリック邸で、いろんなお祝いパーティが開かれた。
集まった人間は、ロイ、ハボック、ブレダ、ガネット、ローズ、エネル、そしてウィンリィだ。そのお祝い内容といえばこうだ。
1. アルフォンスの階位が上がったお祝い。
2. エドワードの退院祝い
3. ウィンリィ様へ感謝をする日…。

 今回、非常にお世話になったのは、幼馴染のウィンリィだ。
「ということで、ウィンリィのほしがってた工具セットと、兄さんからはピアス」
「やった〜!ほんと大変だったのよ、あんたのお世話!」
 エドワードはむうっと口を尖らせたが、何も言い返せずずいっとピアスの収まった小さな箱を渡した。
「わ!ダイヤモンド!?これ…」
 いままでしていたピアスも、二人からの贈り物だったが、それは機械鎧を壊したときにしかられるのが嫌で、土産作戦として渡してきたもの。だが、今回のは、感謝の印のため、すこしだけ豪華だった。
「うれしい!ありがと、二人とも」
「こちらこそ、ほんとうにありがとう。ウィンリィ」
 拍手が聞こえた。周りの人間が拍手しているようだ。そして、ローズ中尉から、エドワードに花束の贈呈と、ガネット少尉からアルフォンスに花束が贈られた。
「ありがとう」

 ふと、アルフォンスが視線を転じる。
エネルとウィンリィが見当たらないとおもったら、テーブルのほうでなにやら話している。
「口説いてるんですか?エネル大尉」
 ガネット少尉が尋ねると、エネルも満更嘘でもないようで。
「え、いあ〜カワイイな〜とおもって〜」
「やだも〜」
「あ、おすすめですよ、大尉」
 アルフォンスものると、四人は大笑いしていた。
 一方、エドワードはロイからなにやら渡されていた。
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