小噺
□おひるやすみ
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「・・・手伝います」
『は?』
「俺が手伝いますから、少しでも休憩して、メシ食ってください!」
『・・・いや、それは出来ねぇ。お前にも自分の仕事があるだろ』
「俺はこの書類を日番谷隊長にお渡ししたら昼休憩ってことになってるんすよ。
だから問題ないっす!」
『なら尚更だ。休憩は自分のために使え』
バカヤロ、と付け足して言う口調は、ぶっきらぼうだけど、俺を気遣ってくれているのがヒシヒシと伝わってくるもので。
乱菊さんが居なくて良かった・・・きっと今、顔が赤くなってるから。
「じゃ、俺なんか食うもの買ってきますよ!」
『・・・あのなぁ、だから言ってんだろ・・・』
「だって、そんな生活してたら倒れちゃいますよ?心配なんす、日番谷隊長が・・・」
『阿散井・・・?』
「あ、いえ、その・・・・」
『・・・じゃあ頼む』
「え・・・は、はい!!何がいいっすか?」
『・・・・旨い物』
「はは、わかりました。あ、あの・・・」
『ん?何だ?』
「その・・・俺もここで食べていいっすか?」
『あ?』