□怠業の代償
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『くそっ……、なんだこの書類の量は……!』
午前の仕事を始めようとしたカライは、たまりにたまった紙の山を見て辟易してしまった。
『シュレッダー様が帰ってきたらしばらく有休取ってやる……!』
「はぁっ、はあっ、シュ……シュレッダー様!」
『おぉ、ハン』
買い出しから15分後、ハンが帰ってきた。
「こちらにいらっしゃいましたか……」
『おせーし。1分で帰ってこいっつったろこの野郎』
「え、え!?(言われてねー!)」
『もういい、下がりやがれゴリラ・ゴリラ』
「ゴリラ!?あ、じ、じゃあチョコ●を…」
『おめーがかってきたもんなんかくえるかあほったるぁー!!』
シュレッダーはそう叫び、ハンの手からチョ●ワを叩き落とした。
「えぇええ!?(いつにも増してメチャクチャだこの人!)」
『わかったらチョ●ワ持ってどっかいかんかぼけー!!』
「は、はいぃーっ!!」
午前は結局こんな感じで時間を潰してしまいました。
『(やばいな……全然仕事終わってない……まぁ、元々シュレッダー様の仕事だし帰ってきたらちゃんとやらせるか)』
こんな感じでカライは仕事を半分は後回しにし、シュレッダーの姿で悪戯をエスカレートさせていった。