□怠業の代償
2ページ/5ページ

『くそっ……、なんだこの書類の量は……!』

午前の仕事を始めようとしたカライは、たまりにたまった紙の山を見て辟易してしまった。


『シュレッダー様が帰ってきたらしばらく有休取ってやる……!』


「はぁっ、はあっ、シュ……シュレッダー様!」

『おぉ、ハン』

買い出しから15分後、ハンが帰ってきた。

「こちらにいらっしゃいましたか……」

『おせーし。1分で帰ってこいっつったろこの野郎』

「え、え!?(言われてねー!)」

『もういい、下がりやがれゴリラ・ゴリラ』

「ゴリラ!?あ、じ、じゃあチョコ●を…」

『おめーがかってきたもんなんかくえるかあほったるぁー!!』

シュレッダーはそう叫び、ハンの手からチョ●ワを叩き落とした。


「えぇええ!?(いつにも増してメチャクチャだこの人!)」


『わかったらチョ●ワ持ってどっかいかんかぼけー!!』

「は、はいぃーっ!!」



午前は結局こんな感じで時間を潰してしまいました。


『(やばいな……全然仕事終わってない……まぁ、元々シュレッダー様の仕事だし帰ってきたらちゃんとやらせるか)』


こんな感じでカライは仕事を半分は後回しにし、シュレッダーの姿で悪戯をエスカレートさせていった。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ