あなたに決めた
□SS
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“あなたに決めた”でSS
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『なんで私が公休日なのに御史台に来なきゃ行けないの!?』
どうして御史台に居るのかって?そんなの私が聞きたいわよ
「暇だといったのはお前だろう」
確かに、言ったけど仕事したいとは言ってない
休みの日まで皇毅と一緒なんて嫌
『私、帰るから』
秀麗もいるかと思えば、いないし…
今は、きっと宮城だけで私と皇毅二人だけかもしれない。
静かだ…静かすぎる
なんだか眠くなって来ちゃったな
瞼は案外重く、夢の世界へ旅立っていく。
「なんだ、寝たのか」
やけに静かになった隣を見る。
起きないようにそっと髪の毛に触った。
「たまにはこんな休日もいいかもしれん」
そう、彼女と一緒の休日
家で仕事をこなすより、彼女がいる御史台でこなした方が遥かに効率が良いのは確かだ。
いつから彼女を見ていただろうか
初めて会ったあの日
何かが変わった気がする
「そんなこと口が割けても言えるわけないな」
自分の深い気持ちは言えそうにない
end
20081110
20081211収納