NOVEL

□It's just love
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「ん」
軽く頭をあげると、しばらく俺を見て、理解したのかやれやれといった様子で腕を差し入れた。でも決して嫌がってはいない。嫌なら絶対しないし、するはずがない。そんなヒトだ。
逞しい腕に頭をのせて、
逞しい胸に腕を置いた。
これは自惚れなんかではなく。他人には限りなく冷徹なカレだからこそ。

愛されている、実感。
言葉以上に、痛い程この胸を焦がす、喜び。

「ねぇ。飛影」
「…もう一回。」


素直に言葉にできないふたりだけれど。
深いところで繋がっていると信じているから。
もっと
もっと
自分たちだけの
時間を刻もう

end.
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