NOVEL

□シアワセ
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「あっ…」
なだらかな背中のラインに手を伸ばす。同じ男とは思えない、
白い肌。
細い線。
柔らかな感触。

それらを楽しむ様に手を滑らせば、うっとりとした声が上がる。
何度抱いても初めての時の様な胸の高鳴り、高揚感に、堪らなくなって、四つん這いの尻を高く上げさせた。
「ちょっ…やっ」
恥ずかしい、とでも言う様に振り返る。その表情にすら興奮する。
濡れて厭らしく光るそこに指を殊更ゆっくり焦らすように差し込んだ。
「んぅっ…」
蔵馬の顔を覗き込むと、快感に溺れた顔で、唇を噛み締めている。
欲情しきった表情に次第に指の動きも早くなった。
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