NOVEL

□The day which is trouble
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「ね〜君、すっごい可愛いね。今からどっか行かない?」

「誰かと待ち合わせ?俺達と遊びに行こうよ」

声を掛けられる度に丁寧に断る。もう、何度目の対応か分からないくらいで、疲れて溜め息が出る。
それもこれも幽助のせいだ。
待ち合わせの時間から一時間遅れている。
だからこんな人通りの多い所で待ち合わせるのは嫌だったんだと、また溜め息が出る。

「ねぇ彼女、ひとり?」
いい加減イライラも頂点に達して、不機嫌丸出しで振り返る。
「俺は男です!!構わないで下さ……って桑原くん!?!?」
そこには、私服にDiorのサングラスをかけた桑原と友達らしき男が数名立っていた。
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