GIFT
□文化祭の悲劇!!
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「なんだ、相変わらずうるさい奴らだ」
いやいや飛影さん、普通いきなり窓から人がきたら誰でも驚きますから…
「飛影〜お前いきなり人んちの窓から入ってくんなよ!つーかいつからいたんだよ!!」
「貴様がアホな回想に浸っていたときからだ」
…それってほぼ最初からじゃねーかよ!
「それより早く続きを聞かせろ。その女装なんとかがいったいなんなんだ」
「そーだ桑原、それがどうしたんだよ!!」
「お前ら…はぁ」
何だよ…桑原のくせにため息なんかはきやがって……
「だ・か・らよぉ〜要するにこういうことだよ!」
女装美女→女装が似合う→もとが良い→美形→蔵馬
…なるほど。つまり女装美女=蔵馬ってことか……待てよ、それって…
「「蔵馬の女装が見れる!?」」
「ってことだよ!つかお前ら顔がこえぇ…」
これが落ち着いていられるか!
「そうとわかりゃ、いざ!文化祭へ!!」
−コンテスト会場−
「皆様、長らくお待たせ致しました。ただいまより生徒会主催・女装美女コンテストを開始致します。」
「おっしゃぁ〜!待ってました!!」
ほんとだぜ…いくら蔵馬が女装するからって飛影のやつ早くきすぎなんだちゅ〜の……
「ふんっ、前座はいいからさっさと蔵馬をだせ!この役立たずが!!」
…なんかいきなりキレてるし
「最後は我が校が誇る天才、南野秀一君です!」
「「「きゃぁ〜〜!!」」
うお!何だよ、今までは売れないバントのコンサートみたいだったくせに…
「うひょ〜!やっぱ蔵馬の人気はすげぇなぁ〜」
「貴様ら!静かにしろ!!黙らないやつには、オレの黒龍破をおみまいしてくれるわ!!」
飛影さん…まぢでこわいです(T-T)
−飛影side−
まったく、オレの蔵馬の女装姿が見られてうれしいのはわからんでもないが、うるさ過ぎだ!!もっと落ち着けんのか!
「それでは南野君の登場です!」