REBORN novel

□ここにある未来に。
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「ゴメン!遅くなって!」
「ダメツナ!久しぶり〜!」



綱吉は京子に連絡を取り、急いで教室に向かった。
白いスーツに黒のYシャツと白のネクタイを着て現れた。
少し背が伸びているだろう身体に顔立ちは、童顔だが実年齢より少し下程度だ。
髪は10年前よりボリュームが少なく、後ろに伸びている。



「みんな久しぶりなのな!」
「変わりねぇな。」


青と赤のYシャツにおそろいの黒のスーツとネクタイを揃えて綱吉に続いて教室に入ったのは、山本と獄寺だ。
彼らの風貌は10年前とは身体が伸びたぐらいで変わりはない。

「きゃー武ぃ、隼人ぉ!」

クラスの一番の出世頭を押し退けて、かつてのクラスのアイドルの元へ駆け寄る女子たち。
少し綱吉は悲しい気分だ。

が、一部の男子と京子は綱吉を囲んだ。


「久しぶり、ダメツナ!」
「懐かしいなぁそのあだ名。しばらく呼ばれてなかったよ。」
「じゃあなんて呼ばれてんだよ。」
「ボスやら十代目…………」
「は?」

変わったあだ名を聞き、不審に思った旧友たちを誤魔化すように獄寺が間に入る。








 
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