『永い時の中で』
□夢に憧れて 最終話
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夢をみた。
幼い頃の夢を。
ようやく立って歩けるようになった俺たちは、大好きな神将の元へ駆け寄る。
名前は知っている。
ずっとずっと知っていたから。
でも俺は、神将の特別な名を知らなかった。
あいつは俺の知らないその名を呼んだんだ。
あぁそうか。
俺はずっと知っていたんだ。
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