☆井上菊子の『短歌を切る』第1回目☆
はじめまして。司会の井上菊子です。今回は、どんな短歌がとびだすのやら・・・。

「しもふりの 脂にもとめし 渡り鳥 聞き返す 人は無し」(大臣格)
「鉢巻きの 隅から出ている 夕雲雀 肉を食す 父のはかなき」(満州人)
「海減らし 食い扶ち減らし 昨今は 食の秋でも 人いのち無し」(ホワイト・ロリータ・ブルボン)

以上の3作品が入選いたしました。
また会おうねえ!

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最近の女子高生、おもに必見!!
☆井上菊子の『短歌を切る』第2回目☆
今回のテーマ「晩秋の屍御膳」

最近は、寒いです。では、さっそくいってみたいと思います。

「グレゴリー そこはかとなき ものいいに われをわすれ こときれるかな」(4リズム)
「いつくしみ すめらぎのことを おもいさえ われとしては もんだいなし」(サブテン)
「にしをむき みなみをむいて きたをむく ひがしをむけぬ このかなしさよ」(プチーン)

今週は、この3点が入選しました。
では、次回もお楽しみ。

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【番外編】
リスナーより不正規に投稿がありました。

Subject: 井上菊子の「短歌を斬る」係御中

住所 新潟県
氏名 ●部 ●行(匿名希望)
年齢 22歳
職業 大学生
【作品】 
「はからずも かしらゆめにし 風見鶏 逆巻く波に われ肉々し」(メス豚御膳)
「煮込みつつ 目くじら立てつ 仕掛け人 蛍光ペンと ほぼ同じ濃さ」(殿)
「おもむろに のべつまくなし ご愛敬 いたしかたなく こざっぱりして」(かなり大臣)

不正規投稿ありがとうございました!
●部さんには、「井上菊子 特製ゴム」をプレゼントします。
皆さんも、どしどし御応募下さいねー。

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