~オリジナルの部屋~

□TAKE2
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 私の記念すべき楽曲第1号です。

 時は2000年、そう私が大学5年生だった頃です(はい、つっこまない)。大学の同じ科で仲良くなったK君はベース弾きでした。彼は当然4年で卒業をして就職先の寮に入っていました。ある日、以前から自分も曲を作って多くの人に聴いてもらいたいという野望を持っていた私は、彼のことが大好きだったのでフォークデュオを一緒にやろうと誘いました。彼は大学在学時に『ポピュラー音楽部』というサークル内でスリーピースメンバーを組み、ベースを担当してライブまでやっていたほどの強者です(本人いわく、本当はギターがやりたかったらしいが、そのサークル内にはボーカルとギターをやりたがっている奴が五万といたためベースを始めた)。彼は自分が今やっているロックやポップスとは違うジャンルである『フォークデュオ』を敬遠するわけでもなく、快く承諾してくれました。その後、私が作った曲を彼に渡し、それから彼の寮に行ってそこで3つの曲を練習し、合わせ、録音するまでに至ったのです(ちなみにそのうちの1曲は、とんねるずの『心めぐり』をカバーしたものであり、著作権などもあるためココには載せられませんが)。

 この曲は、社会人になって平凡でありきたりな毎日を過ごす中で、もっと若い時の情熱を忘れずに頑張ろうという気持ちを込めて書きました。ちなみに当時私はまだ大学生でしたが・・・。今でこそ、この詞の意味がわかる気がします(笑)。自分が所属していたバンドのライブの前座で披露することとなりましたが、後述の『君と過ごした夏』より先に完成していたこともあり、デビュー1発目は絶対にこの曲で行こうと決めていました。
 頑張れ社会人!!



<TAKE2>


自転車こいで電車に揺られ
辿り着くのは紙切れの山
鉛筆折れて消しゴム割れて
やる気そがれて降り出しに戻る

声を枯らせて歌い続けて
雨降り出してくたびれもうけ
格好つけても箔はつかない
まだまだ若い男の魅力

金ある限り遊び続けて
面倒な恋をして
幾つもの確認は全て後回し
当分はやりたい事だらけ

もどかしい毎日にはもう飽きた
回転上げろ
人ゴミの端から端まで駆け抜けろ
流れ星より速く


体が重いまぶたも重い
電話鳴っても聞こえないフリ
その気無くても付き合い上手
朝早くとも五時から男

胸に掲げた決まり文句は
『争い事ほどほどに』
建前と偽善に戸惑いながらも
同調して我慢してるのさ

忙しい毎日にはもう慣れた
なんともないさ
それよりも空っぽの頭侵されて
平和ボケしたかな


人の流れが理想に向かい
同じ服に同じ靴
日が昇る島国で成り上がるのさ
今こそが覚悟決める時

ありふれた毎日だけじゃ物足りないないさ
メスを入れよう
誰よりも無謀で無茶した頃の自分を演じるのさ
飛び抜けた才能は磨けばダイヤになる
息を絶やすな
華やかなスポットライト浴びまくるチャンス
人生はこれから

 

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