~オリジナルの部屋~

□もう夢は止まらない
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 『ネタノート』により記憶を呼び戻された曲の一つです。

 作成日は93年10月。かなり初期の楽曲ですね。紙面では当然伝わりませんが、メロディは一番初めに作った時の物から歌い出しとサビ前を少し変えてます。だからなんだという話ですが。

 詞はすんなりと書けた記憶があります。コンセプトは単純に『夢』です。何の『夢』を持っているのかはわかりません。ただ、その『夢』を追い続けるためにいくつかの物を犠牲にして、我慢して、そして前に進んでいく、そんな感じでしょうか。

 若い頃はこういうような情熱って自然にあったものです。大人になった今は、『保身』が人生で最大の目的となり、『冒険』よりも『平穏』を望みます。何かを犠牲にする宝くじは買わないということです。
 歳を取れば考え方は変わっていきます。それは別に寂しいこととは私は思いません。当然の変化ですから。ただ、若い頃に持っていた情熱を思い返すことも無くなってしまったら、それは寂しいことだと思います。



<もう夢は止まらない>


今手の届く位置に
今まで描いた夢が一つ
やわらかいそよ風が
旅立つ背中をそっと包みこむ

青い空を見上げて
軽く背伸びしてみた
広げる両手を握りしめて

もう夢は止まらないどこまでも
明日の見える道へ歩き出そう
輝きであふれてる瞳は
これからの夢をずっと見つめてる


最後のドアを開けて
引き止める腕を振りほどいた
ありがとうと一言
家族の笑顔を瞳に焼き付けて

膝を抱えうつむき
無理に笑って見せたけど
過ぎていく今は帰って来ない

もう戻らない故郷に
こぼれる涙を置いて行こう
悲しみであふれてる瞳は
これからの夢をずっと見つめてる


もう夢は止まらないいつまでも
揺れ動く胸を勇気づけて
果てしなく続いてる夢路は
遥かなる明日をずっと見つめてる

 

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