エヴァBL小説

□花鳥風月
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無意識の内にシンジは相手にしがみついていた。
「はぁ…あんっ…あっ…おかしくなるぅ…」
「いいよ。もっと乱れて…もっと乱れた君が見たい…」
一層、激しく突かれる。
その動きに合わせるようにシンジの腰も動く。
「い、いやぁ…あっあぁ…んっ、あっ…」
「気持ちいいみたいだね…君が締め付けるから…んっ…僕もそろそろ…イキそうだよ…ねぇ…一緒にいこうか…?」
激しくシンジのペニスを扱く。
「あぁっ!そんなに…したらぁ…も、もう…あっ……あっあああぁぁ‐!」

二人は同時に精を放った。



―……。
   

     ―…くん。
 

…碇君…。


僕を呼ぶ声が聞こえる…。

誰…僕を呼ぶのは……?

ゆっくり目を開ける。

見慣れない天井―。
…横にいたのは…
「??…あ、綾波?」
副会長の綾波がベットの横に立っていた。
「ここは保健室よ…。碇君。」
綾波が言った通りココは学校の保健室だった。
「な、なんで僕保健室に?」
「貧血で倒れたって親切な人が運んで来てくれたの。」
「…貧血…じゃあさっきのは夢!?」
起き上がろうとしたシンジの下半身に激痛が走る。
「っ!!」
―その痛みがさっきの出来事が夢ではない事を教えてくれる…。
「どうしたの?どこか痛むの?」
「な、なんでもないよ…。もう僕、元気になったから心配しなくていいよ…。ありがとう綾波…。」
「そう…。じゃあお大事に…」
綾波は足早に保健室を出ていった。
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