◆ベカミSS置場◆
□cammy2
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校門にはブンブンと手を振る神尾の姿があった。
やけに機嫌よさそうで、こっちもつい頬が緩みそうになる。
「珍しいじゃねェか。こっちに来るなんてよ」
「えっへっへーv 早く跡部ん家に行きたくてさ!」
…そうか。
別にオレを迎えに来たって訳じゃねェんだよな…。
「フーン、いいんじゃねェの?」
帰るぞ、と一緒に迎えの車に乗って家まで飛ばしてもらった、のだが。
…何か、なんとなく。
引っ掛かるような感じがするのは…気のせいか。
まぁ気のせいなんだろう。
そしてこんな日が、この週は毎日続いた。