◆ベカミSS置場◆
□cammy2
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「だったら何だってんだ?」
ガシッと手を掴んで思いっきり引き寄せてやった。
「だ、だったら跡部も一緒に遊べばいいのにって」
「ほーーー。それならば」
自分の上に跨がらせるようにして抱き寄せる。
「責任取ってもらおうか」
「そ、そうじゃなくて、キャミと一緒にって、ちょっと…!」
「オレに構ってくれるんだろ?」
困り顔の神尾の表情を見ながら、何故か気分が良くなるのを感じてた。
確かにまぁ…、オレにも構ってほしかった…のかもしれねェな?
でもそんなのは認めるものか。
「ほら、跡部!!キャミが見てるって!」
「アァン?寝てるみたいだがな」
神尾がハッと目をやったベッドの端で、子犬は丸まって
寝息を立てている。
「ベッドはアイツが占領してるから、オレらはここで、な」
逆転勝利を確信したオレは、わざと耳元で囁いた。
「もう…信じらんねー。跡部って///」
「明日休みだしな。たっぷり構ってもらうぜ?」
真っ赤になって肩に顔を埋めてきたコイツが、やっぱり一番可愛いと思う。
さて、では身を持って知ってもらうとするぜ。
アキラ、お前がオレの可愛いcammyだってコトをな。
---END---2005.12.29
冬コミ無料配布本より