犯したキスの数だけ
□お姉ちゃんシリーズ
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「イテテ……」
「んあー…?
お、エロboyその頬どうしたー?」
「エロboyってなんやねん!!
ってかそれがなー……」
侑士の話によると告白されたんだけど
その子をふったら叩かれた、と
「ふーん
あんたがなんか叩かれるようなことったんじゃないの?」
「ちがうわ!
あのお嬢さん俺、知らんかったし
俺がテニスしているところがかっこいいとか
天才だからとかいう見た目だけで
判断するんやで?」
「どんまい、侑士」
「えっ、どんまいで終わらすんかい!
こんなかわいい弟が頬をはらして帰ってきてんで?」
薄情者ーと侑士がいってきた。
そんなもんはシカトだシカト。
「シカトですか。お姉さま」
「……キモッ」
「た、たしかに俺に標準語はちょっと似合わんけど
そんなストレートな言い方……」
「あー、はいはい
わかった、わかった。」
「最近ちょっと俺に冷たないか?」
「気のせいよ」
低音ボイスな弟
(それにしてもほんとエロボイスよねー)(……自分の弟をそんなふうに思ってたんか…)(ふふっ♪)
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