「銀八、今日で地球滅亡なんだって」
「おーそうらしいな」
「…何そのいい加減な反応。銀八はやり残したことないの?」
「そーさなぁ、あ、やべいちご牛乳飲んでねぇ。」
「お前の頭はソレばっかりか!」
「そういうお前はやり残したことねーの?」
「一杯あるよ!購買の焼きそばパン食べれなかったし!ハーゲンダッツ売り切れだし!」
「お前も食べ物じゃねーか」
「うるさい!!銀八よりは健康です!糖尿野郎!」
「残念ながら予備軍でーす」
「予備軍で喜んでんじゃねーよ。むしろテンション落ちるだろ。」
はぁ、と溜め息をつき、空を仰ぐ。こうやって屋上で銀八と寝転がるのも今日が最後なんだろうな。と思いながら空を眺める。
「…銀八。」
「あー??今度は何なんだよ。」
銀八はいちご牛乳をストローですすっている。(いつそんなのを出したんだ。)
「天国ってさ、空有るのかな?」
「何だその質問。」
「いや、何となく空見てたら疑問に思って。」
「そーさなぁ…」
銀八はいちご牛乳を飲むのをやめて、私の視界を塞ぐ。口には甘ったるいいちごの味。
「んー…。先生は空無くたって、お前が居ればいいや。」
天国には空がない
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追記さまへ愛を込めて!
とあ