...

□天国には
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「銀八、今日で地球滅亡なんだって」


「おーそうらしいな」

「…何そのいい加減な反応。銀八はやり残したことないの?」


「そーさなぁ、あ、やべいちご牛乳飲んでねぇ。」

「お前の頭はソレばっかりか!」


「そういうお前はやり残したことねーの?」

「一杯あるよ!購買の焼きそばパン食べれなかったし!ハーゲンダッツ売り切れだし!」

「お前も食べ物じゃねーか」

「うるさい!!銀八よりは健康です!糖尿野郎!」

「残念ながら予備軍でーす」

「予備軍で喜んでんじゃねーよ。むしろテンション落ちるだろ。」


はぁ、と溜め息をつき、空を仰ぐ。こうやって屋上で銀八と寝転がるのも今日が最後なんだろうな。と思いながら空を眺める。


「…銀八。」

「あー??今度は何なんだよ。」


銀八はいちご牛乳をストローですすっている。(いつそんなのを出したんだ。)


「天国ってさ、空有るのかな?」


「何だその質問。」

「いや、何となく空見てたら疑問に思って。」




「そーさなぁ…」




銀八はいちご牛乳を飲むのをやめて、私の視界を塞ぐ。口には甘ったるいいちごの味。


「んー…。先生は空無くたって、お前が居ればいいや。」


天国には空がない



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追記さまへ愛を込めて!
とあ

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