恋
□おかえり素直。
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それからの塾。
あっくんととっくんが入った。
ゆかが塾を辞めた。
それから居場所わかんなくて
私も塾を辞めた。
学校ではよすけで泣いた。
もうぐだぐだでダメだった。
バイトだけが気を紛らわせてくれた。
2007年、春。3年になった。
変わらず塾メン4人で集まってた。
先生だけがいなかった。
バイトに明け暮れる毎日。
バイト行く前、TSUTAYAにいた。
そろそろ行かなきゃって
出口に向かって歩いてた。
目線を覗き込むスーツ姿。
顔を上げた先居たのは先生。
うれしすぎて 思わず泣いちゃって
先生を慌てさせた。
バイトのこと言ったら行くって。
それから時々バイト先に
来てくれるようになった。
うれしかったんだ。
会えることが何よりも。
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