Short 1
□smile again
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僕は一人で雪がしんしんと降る街の中を歩いていた。
これがおそらく2月最後の雪になるのだろう……
お嬢様に頼まれたゲームを持ち、足早に街を出て暗い公園を横切る。
すると………
僕がよく知る人がベンチに座っているのが見えた。
「あれは…… ヒナギクさん?」
見間違うはずもない桃色の髪。
顔は下を向いているが、僕にははっきりとわかった。
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