Short 1

□彼は一人しかいない
1ページ/10ページ




紛争は必ず起こる。







これは、一人の男を賭けた女達の戦いの記録―――――――。








爽やかな晴れた休日、
主との一時を過ごしていた綾崎颯は困っていた。







なぜなら、彼の主人が突然
「ハヤテは私のことを愛しているか?」と尋ねてきたからである。








お嬢様…………

いきなりどうしたんだろう・・・・






「そ、それはどういう意味でしょうか……?」







「そのまんまだよ。
私を異性として好きなのかってことだよ。」





ハヤテは悩んだ。
どう答えて良いかわからなかったから。







「僕は…………
お嬢様をそういう対象として見てませんよ。
お嬢様にも迷惑がかかるでしょうし………。」








それを聞いてナギは震え始めた。








「ハ、ハヤテのバカーーー!!!」







彼女の声が響く。







だがこれは執事に降りかかる災難の序章だった・・・・・・
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ